健康宣言

東急住宅リースでは「健康宣言」を制定しました。

当社が目指している「想いも、資産も。叶えていく。」というブランドタグラインを実現するために全ての社員が心身ともに健康であることを目指します。
心身の健康は、組織が最高のパフォーマンスを発揮するため、また「働きがい」「生きがい」を感じるために重要であることを社員ひとりひとりが自覚し、健康管理に取り組むことを宣言します。

東急住宅リースグループは従業員の心身の健康を重要な経営課題のひとつと位置づけて、2017年に健康宣言を制定しました。
組織が最高のパフォーマンスを発揮するためには、社員一人ひとりが働きがいをもって業務に取り組むことができるよう、心身ともに健康であることが不可欠だと考えています。
当社の健康経営は心身の健康保持・増進とあわせて、ワークライフ・バランスの面で生じるさまざまな課題を解決するため、働き方改革にも取り組んでいます。
今後も当社の全従業員がいきいきと働くことができる職場環境づくりのために、経営者と従業員が一体となって健康経営に取り組んでまいります。

代表取締役社長

健康経営最高責任者

橋本 茂

取り組み方針

健康経営優良法人認定制度

健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。

主な取り組み

当社では経営トップが健康経営最高責任者となり健康宣言の実現に向けて、これまでさまざまな健康経営施策を実施してきました。健康診断結果や各種測定結果をもとに、当社の全従業員がいきいきと働くことができる職場環境づくりに向けて各種指標に目標を定めています。

●健康の保持・増進
運動習慣率が低かった状況や、メンタルヘルスへの好影響・肥満率への減少へのアプローチとして、運動習慣に関する施策に力を入れています。
2019年より毎年全社で「ウォーキングイベント」を開催。2023年度は年2回開催し、5月には500名、10月には559名、延べ1,059名が参加しました。アンケートでは93%が満足と回答しています。

また、定期健康診断とは別に、体成分・体力測定と結果に基づく専門トレーナーのカウンセリングが受けられる「カラダ測定会」を毎年実施。136名が参加し、終了後に参加者に対して実施したアンケートでは、87%が満足と回答。94 %が自身の体力や身体に気づきがあったと回答し、具体的な運動・食事などの行動変容を挙げました。

また喫煙率の低下を目指し、毎年「禁煙キャンペーン」を実施。気軽に禁煙に取り組めるよう禁煙補助薬の配布を実施し、14名が禁煙に取り組みました。その他、産業医による禁煙セミナーの実施や社内における就業時間禁煙ルールなどを設け、喫煙による健康被害の低減を目指しています。

●ヘルスリテラシーの向上
入社時の研修の一環で、ヘルスリテラシーに関する研修・テストを行っています。2024年度は対象者の100%が受講しています。

また、毎年開催している「お口の健康(オーラルケア)測定会&セミナー」では、唾液検査で口腔内の状態をチェックするとともに、オーラルケアを学びます。2023年度は94名が参加。アンケート回答者のうち99%が満足かつ自身の口腔の健康に気づきがあったと回答し、前年度と比較して歯科医院通院率(6カ月に1回以上歯科医院に通う方)が10%増加しました。

その他、生活習慣改善セミナーの開催や、「睡眠」「リラックス」「食事」等各種テーマを設定したセミナーを行い、健康で長く働くことができる環境づくりとして、社員の健康リテラシー向上に積極的に取り組んでいます。

●コミュニケーション活性化
コミュニケーション不足やメンタル不調の予防策として、当社では社内クラブ活動・サークル活動などを促進しており、活動費の補助などを行っています。
部署を超えたコミュニケーションの場として、各クラブの活動は全社に向けて企画・発信しており、2023年度は165名が参加しました。
活動の一例として、トレッキング部では自然の中で体を動かすことでストレス解消を促し、木々の香りや自然の音に包まれて心身をリフレッシュしています。

●労働安全衛生に関する労使での協議の場・コミュニケーションの状況(衛生委員会など)
労働安全衛生法および関係する法律に従い、議長・産業医・衛生管理者・労働者で構成される衛生委員会を月1回以上定期的に開催し、職場の問題点については、労働者代表委員の意見を聴きながら是正措置を図るなど、安全で健康的な職場づくりに向けて労使で取り組んでいます。

●労働安全衛生についての危険源の特定、リスク評価
長時間残業や退職者の増加は重要なリスクとして認識し、リスク管理委員会において詳細な調査を実施し、効果的な対策について検討しております。また、従業員との面談を実施し、業務状況や職場環境の改善に向けた課題を把握することで、長時間労働の抑制および退職防止に取り組んでいます。

●その他
毎年、インフルエンザワクチン集団接種・健保による費用補助を実施しており、2023年度は約800名が参加しました。

「カラダ測定会」で握力などを測定

クラブ活動「トレッキング部」の活動風景

お口の健康(オーラルケア)測定会&セミナー

健康経営推進体制

健康経営推進体制

取り組み方針

取り組み方針

取り組み概要

  • 健康の保持・増進
  • メンタルヘルス対策
  • 長時間労働防止
  • 職場環境改善
  • 多様な働き方
  • ●定期健康診断
    • 受診率100%目標
    • 保健指導・特定保健指導実施
  • ●がん検診(胃がん検診、大腸がん検診、腹部超音波検査、乳がん検診、子宮頸がん検診、胃がんリスク検診)
  • ●健康リテラシー向上
    • 産業医衛生講話動画配信(セルフケア)
    • 管理職へのラインケア研修
    • 健康資料の月次配信
    • 女性の健康セミナー
    • オーラルケア測定会、セミナー
  • ●感染症対策
    • インフルエンザ予防接種の社内実施(就業時間内)、費用補助
    • 手指消毒液等の設置
  • ●禁煙推進施策
    • 禁煙チャレンジキャンペーン(禁煙補助薬の配布)
    • 喫煙に関する社内ルール(就業時間内の喫煙の禁止)の制定
  • ●健康関連イベントの実施
    • ウォーキングイベント
    • 健康習慣定着アプリを使用したイベント
    • 体組成測定、体力測定イベント
  • ●社内(保健師、精神保健福祉士)及び社外相談窓口設置
  • ●オンライン(チャット、テレビ電話)健康相談導入
  • ●復職支援プログラムの実施
    • 復職トレーニング、産業医面談、フォローアップ面談等
  • ●ストレスチェックの適正実施
    • 高ストレス者への医師面談受診勧奨
    • ストレスチェック結果集団分析
    • 本部別での組織分析結果報告会・ディスカッション
    • 高ストレス組織の面談
  • ●健康リテラシー研修(ラインケア)
  • ●産業医衛生講和動画配信(セルフケア)
  • ●適正な労働時間管理
    • PCログ監視ソフトの導入(所定外労働未申請時19時PC強制シャットダウン)
    • 月中での所定外労働時間の管理職共有
  • ●業務の繁閑に応じた制度
    • テレワーク、時差勤務、中抜け時間制度、ノー残業デーの設定
  • ●年次有給休暇取得促進日設定による連休取得推進
  • ●長時間労働者への産業医面談実施
  • ●コミュニケーション活性化
    • 社内クラブ活動の援助
    • 1on1ミーティング
    • コラボレーションエリアを活用したイベント
  • ●360度サーベイ(対象:管理職)
  • ●MGR作戦会議(対象:マネージャー)
  • ●ネクストリーダートークセッション(対象:G1・L)
  • ●テレワーク推進、フリーアドレスの実施
  • ●治療と仕事の両立支援
    • テレワーク、時差勤務、中抜け時間制度、失効年次有給休暇制度等
    • 復職支援プログラムの実施(復職トレーニング、産業医面談、フォローアップ面談等)
  • ●介護と仕事の両立支援
    • テレワーク、時差勤務、短時間勤務、中抜け時間制度、失効年次有給休暇等
  • ●育児短時間・繰上・繰下勤務の対象期間延長
    • 小学校5年生の始期に達するまでの子と同居し養育する従業員(2021年4月より)

健康経営指標データ

東急住宅リースグループ3社(東急住宅リース株式会社、東急社宅マネジメント株式会社、レジデンシャルパートナーズ株式会社)のデータです。

指 標 2021年度 2022年度 2023年度 2030年度(目標)
肥満 ※1
総計(%)
29.0 28.5 27.1 25
男性(%)
41.2 41.2 39.7 -
女性(%)
17.5 17.3 16.1 -
脂質 ※2
総計(%)
48.2 43.1 44.0 45
男性(%)
60.3 54.8 56.7 -
女性(%)
36.7 32.7 32.8 -
血糖 ※3
総計(%)
13.6 13.1 12.2 10
男性(%)
19.2 19.0 18.1 -
女性(%)
8.4 7.8 7.0 -
血圧 ※4
総計(%)
22.4 18.6 17.8 25
男性(%)
31.9 27.3 26.2 -
女性(%)
13.4 11.0 10.5 -
喫煙率 (%) 21.6 20.4 20.9 12
運動習慣者率 (%) 39.5 41.7 44.4 50
定期健康診断受診率 (%) 100 100 100 100
保健指導実施率 (%) 100 100 100 100
特定保健指導実施率 (%) 87.5 48.4 ※5 100
定期健康診断後の
精密検査受診率
(%) 39.9 47.8 47.2 -
ハイリスク者の
管理(治療継続)率
(%) 68.1 71.2 71.8 -
ストレスチェック
受検率(%)
95.2 95.9 97.6 95
高ストレス者率(%)
12.4 11.6 13.0 10
アブセンティーズム ※6
傷病(%)
0.2 0.1 0.1 0.2
メンタル疾患(%)
2.0 2.0 1.7 0.9
プレゼンティーズム ※7
総計(%)
- 79.3 78.8 85
男性(%)
- 79.4 79.7 -
女性(%)
- 79.2 77.9 -
ワークエンゲージメント ※8 (点) 2.3 2.3 2.4 2.5
ワークエンゲージメント調査回答率 (%) 95.2 95.9 97.6 95
平均年齢 (歳) 39.8 39.9 39.7 -
平均勤続年数
総計(年)
8.4 8.6 8.7 -
男性(年)
10.5 10.8 10.7 -
女性(年)
6.5 6.8 7.0 -
月所定外労働時間
1人当たり(時間)
25.1 25.8 24.6 22
年次有給休暇取得率 (%) 59.0 74.9 73.6 70
年次有給休暇取得日数 (日) 10.8 11.8 11.7 12
労働災害の発生件数
通勤(件)
4 2 1 -
その他(件)
1 3 2 -

※1 腹囲(男性≧85㎝、女性≧90㎝)、または 腹囲(男性<85㎝、女性<90㎝)且つ BMI≧25

※2 脂質 LDLコレステロール≧120、または HDLコレステロール<40、または 中性脂肪≧150

※3 血糖 空腹時血糖≧100、空腹時血糖がない場合、HbA1c≧5.6

※4 血圧 収縮期血圧≧130、または 拡張期血圧≧85

※5 継続中

※6 1ヶ月以上の休職者数

※7 SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大 1 項目版)にて測定

※8 新職業性ストレス簡易調査票80項目版にて測定

東急不動産ホールディングス 統合報告書・CSRレポート

取り組みにつきましては、下記の資料と共に、東急不動産ホールディングスグループのサステナビリティをご覧ください。

統合報告書

東急不動産ホールディングス
2023統合報告書

PDF(19.9MB)

CSR Report

CSR Report 2023

PDF(34.9MB)