都内のマンションでIoT活用に向けた実証実験を開始 ~不在時の家事代行など、「進化する住まい」実現へ~
PR2019.01.31
東急不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、社長:大隈 郁仁)は、東急住宅リース株式会社 (本社:東京都新宿区、社長:北川登士彦)が管理する東京都内の賃貸マンションで1月16日より、IoTを活用したスマートホームサービス「Taskus」(タスカス)(※)の第二弾の実証実験を始めましたのでお知らせいたします。
「Taskus」とは、東急不動産ホールディングスにて実証実験を進めているIoTを活用したスマートホームサービスです。住宅に設置されたIoTデバイスと、Taskusのための専用アプリを活用することで、入居者が不在の時でも安心・安全に家事代行や玄関先への宅配などのサービスを提供することで「進化する住まい」の実現を目指しています。
第一弾として東急不動産ホールディングスが東急リバブル株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:榊真二)所有の賃貸マンションで2018年10月に実施した実証実験では、実証実験モニターに立ち会って頂きながら、不在時を想定した家事代行を行いました。実証実験モニターから「Taskus」サービスやIoT技術に対する率直な意見、感想をいただき、サービスの改善につなげる、という流れでした。その際に得られた「スマートロックに対するニーズ」「家事代行のニーズ、将来性」というテーマや課題を踏まえ、今回はサービス内容を変更して新たな実証実験を行います。
第二弾となる今回の実証実験では「家事代行をもっと使いやすく」「IoTがあることでより便利に」がコンセプトです。一般的な家事代行では「1回あたりの利用が2時間以上」などと利用時間を制限されることがありますが、今回の実験では、1回あたりのサービス時間を2時間未満も選べるよう、30分、1時間、2時間の3つのコースを設定しています。実証実験モニターは、最大で月間4回のサービスを受けることができます。実証実験は3月15日まで予定しており、終了後、第一弾の結果とともに将来のIоTサービス構想の構築に生かします。
また今回の実証実験では実証実験モニターは立ち会わず、当社が鍵を借り受けて家事代行を行い、お客さまの家事代行に対する満足度が向上するかどうか、どのコースが使い勝手がよいかどうかなどを検証します。また、希望者にはスマートロックを貸与し、鍵預かりをスマートロックで代替できるかについても同時に検証することで、IoTスマートホームサービスとしてのオペレーションフローを検証します。
前回の実証実験同様、家事代行については専門的知見を備えた家事代行サービス提供会社の株式会社CaSy(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:加茂 雄一)により行います。今回は東京都内の5件の賃貸マンションにて実証実験モニターを募集しました。本格導入に向けたステップとして本実証実験を実施し、早期のTaskusサービスの実現を目指します。
■実証実験概念図
東急不動産ホールディングスグループは「Human Centered IoT」をIoT活用のコンセプトとし、実際にご利用になられる方を考え、人が真ん中のIoTを推進してまいります。当社グループの幅広い事業領域を活かすとともに、顧客や他企業とも共創し、新しいライフスタイルの創造・提案を行ってまいります。
※:Taskus(読み:タスカス)とは「Task」と「Ask us」をかけ合わせた造語であり、東急不動産ホールディングスの登録商標です。
(参考:2018年10月時 実証実験)